教育の話というととかく結果としての成績がいいとか悪いとか、その成績を良くするための本人の努力とかが問題になるのですが、成績を良くして大学、しかも有名大学に入るには、お金、これがなくてはダメ。
今、貧乏人のこせがれが蛍の光で勉学にはげみ、有名大学に合格するなんてのは、夢。幻。
両親ともに大卒、もちろん有名大学。そして、もちろん高給取り。そのうえ、両親の親もそれなりの資産があって、その周囲に集まる人もそれなりの人たち。家庭環境は抜群によく、いわゆる文化度が高い。
学閥、閨閥、きわめて良好。
「人的資本論」、「シグナリング理論」
人的資本論のほうはごく当たり前に理解できますけど、シグナリング理論ってのは、こうしたことが、理論になっているとは知らなかった。
この本のように、ハードカバーの専門書でなく、手軽な新書で教育と経済の関係を解説した本があったなら、私も自分のこどもをどういう風に進学させるか迷った時参考になったのにな。
それにしても、戦後今ほど階級とか経済的格差を基にした差別がはっきりしてきて、しかもそれが、学閥とか閨閥とか祖父母の資産とかに大きく影響されていて、個人の努力ではどうにもできない状況にあるにも関わらず、暴動とか悪あがきが起きないのはなぜ?
これって、階級とか格差とかってもんじゃなくて、ワーキングプアなんて人たち、いや、それに限りなく近いけど、決して、高度成長期の”一億総中流”ではないひとたち、その人たち、いやいや、他人事ではなく私自身も含むのですが、それゆえによくわかる、
巧妙な、奴隷制です
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